NAメーター取り付けマニュアル

メーターご購入を検討される方は、マイナスポイントにも必ず目を通してください。

OPENCAFE GARAGE メーターの特徴とマイナスポイントを確認する

付属品の確認

付属品は以下となります。商品が到着しましたら中身を必ず確認してください。

  1. メーター本体 5枚
  2. 高照度ランプ用透過調整紙 5枚
    夜間照明時の透過ムラなどが気になる場合に、メーター下に配置する。また、夜間の発色を変えたい場合は蛍光マーカーなどでお好みの色に塗って使用してください。
  3. 針外し用ヘラ 2本
  4. メーター固定用樹脂ワッシャー 12個(内予備2個)
    必ずこのワッシャーを使いメーターを固定してください。
  5. 回転数&油圧メーター用針止め 1組4本(内予備2本)
    アイドリング時に針を刺した後にメーター盤に取り付けてください。
  6. 手袋 1組

針止めの準備

タコメーターと油圧計には針が0以下を指さないように張り止めが必要になります。

針止めは予備を含め4本をベースに固定して同封しております。(時期により針止め固定パーツの形状が異なります)

ニッパや爪切りなどで離してください。

切り離した際にバリがあった場合はニッパや爪切りなどでバリをカットしてください。

無塗装状態でお送りしておりますので、油性ペン(マッキーなど)でお好きな色に塗装してください。

作業前の準備 針位置の記録

メーターの位置を落ち着かせるためにしばらくの間、アイドリングするか、または数分ほど近所を運転してください。 特に気温が高くない時は、水温計の位置が低く出る場合があります。 針の位置が落ち着いたら、針の位置を記録するためにスマホで写真を撮影してください。(もしくは数値をメモ)

作業前にアイドリングを十分行い、水温が安定したら針の位置を記録。
スマホで針の位置を撮影しておくのがおすすめです!
燃料計は満タンだと数値がはっきりしないので、半分あたりまで減った時に取り付けると誤差が少なくなります。(私は取り外した時の数値より少し低めに刺しています)

メーターの種類

NAのメーターには何種類かパターンがありますが、大きく分けると中央の警告灯ランプ大小の2種類が存在します。
それによりタコメーターの導光版の固定穴の位置が違います。

主にNA6前期のメーターのタコメーター周辺
主にNA6後期以降のメーターのタコメーター周辺

タコメーター下の隔壁除去について

タコメーターの下には警告灯表示のための照明領域が確保されています。
純正指針(8時指針)以外のメーターについては、この位置に表示がありますので、夜間照明時にその部分が影になり照明が届きません。
下まで光を届く様にするためには、隔壁の除去をする必要があります。

ノーマル指針(8時始まり)のメーターについてはこの作業は必要ありません。

警告灯ボックスのバルブとパネルを外します。

ニッパやラジオペンチなどを使い隔壁を除去してください。(写真はバルブがついたままになっていますが、必ずバルブを外してから作業してください。

コラムカバーの取り外し

コラムカバーは4つのネジで取り付けられています。 全てを取り外してください。(確か一つだけネジの形が違っていたと思いますので、場所を覚えておいてください)
コラムカバーは上下に分割になっており、爪で軽く引っかかっていたと思いますので、上下に分割して取り外します。

メーターフードの取り外し

メーターフードは2つのネジと、フード内の3つの爪で固定されています。
私の経験上とても割れやすくなっていますので、最新の注意をはらい取り外してください。

フードの取り外しは最新の注意を!

おそらく最大の難関はメーターフードの取り外しです。
手前にまっすぐ引きながら外してください。少しでも左右にこじったり、上に持ち上げたりすると、高確率でフードや中身のツメなどが割れる可能性があります!
 
フードはまっすぐ手前に引く。こじったり上に持ち上げると高確率で割れます。
この爪部分が割れやすい

メーター本体の取り外し

メーターは4つのネジで固定されていますので、全てのネジを外してください。

コネクター類の取り外し

年式によってコネクタの数は違います。

 スピードメーター用ケーブルのフックを押しながら引き抜いてください。たまにフックが見えない方向になっている場合がありますので、その場合は手探りで探してください。

パネルカバーの取り外し

ここからは室内での作業を推薦します。

メーターケースとパネルカバーは、7箇所のツメで固定されています。

それぞれのツメを、マイナスドライバーや爪などで押しながら取り外します。

 

これより先はメータ盤への指紋等の汚れの付着を防ぐために、付属の手袋をはめて作業することをお勧めします。
 

メーター盤の交換

5つのメーターを取り外します。まずはすべての針を取り外します。

針が抜けにくい時は付属のプラスティック製ヘラを使い垂直に押し上げて外します。
メーター盤を固定しているネジを起点にテコの原理を使うと、比較的簡単に取り外しできます。

 

 

小メーターの針はすべて同じですが、タコメーター(左側)とスピードメーター(右側)の針は、穴の大きさが違いますので分かる様に保管してください。

またスピードメーターのみ固定用のネジの長さが違いますのでご注意ください。

メーター盤の取り付け

まずは樹脂ワッシャーを全てのネジに取り付けます。

すべてのメーターを取り付けます。
また必要に応じて、高照度ランプ用透過調整紙を間に挟んでください。

お好みで透過調整紙を蛍光ペンなどを使い色をつけると、夜間照明の発色をカスタマイズすることができます。

必要に応じて針止めを装着してください。(OILメーターは装着推薦)

タコメーターの針止めをつけない場合は、キーをオフにするとタコメーターの針は点線の位置(0以下の数値)を指します。ACC ONで0位置に針が動きます。
また夜間は針止め穴から照明の光が漏れますので、裏から黒のテープなどで穴を塞いでください。

メータ盤の固定ネジはあまり強く締めないでください。指でメーター盤を触り、動かない程度の締め付けです。

すべてのメーターの取り付けが終了。 

メーターケースの取り付けと針の調整

メーターケースにコネクタを差し込み、4つのネジを締めて固定します。(アクリルカバーはまだ取り付けません)

エンジンをかけた状態でメーターの針を、メーターを外す前に前に記録した位置で取り付けます。
針の位置については以下を参照。

  1. スピードメーターは0km/h
  2. タコメーターはエンジンを始動して、アイドリングが落ち着いた状態で、記録した数値で取り付け。(A/Cオフで850〜900rpm付近だと思います。)
  3. 小メーターはメーター盤を取り付けている間に油圧や水温は変化していると思いますので、このまま少し試走(もしくはアイドリングでラジエーターのファンが回転するまで)して、数値を落ち着かせた後に微調整してください。(私は燃料計の針を記録していた位置より少し減った位置に差しています^^)

小メーターはメーター側に突起があり、針ストッパーの役目を果たしています。キーオフの際に、針が写真の様に左側に寄りすぎる時は針の押し込みが足りませんので、エンジンをかけて針を少し押し込んでください。
キーオフで針の位置が交換前と同じ位置で止まればOKです。

再試走を行い問題がなければ、アクリルカバーを取り付け、フードやコラムカバーを元どおりに装着してください。

完成!

みなさんが笑顔になっていただければ嬉しいです!!