昨今の夏の異常な暑さを考慮して素材のグレードを引き上げることを検討しておりました、ND用リアコンソールトレーですが、製造元の協力を得まして耐熱試験を行いました。
今回テストした素材は、販売予定だったFM規格適合プレート塩ビ素材(M4910)とアクリルの2種類(共に3mm厚)です。
JAFでの車内温度テスト(真夏の車内温度-JAFユーザーテスト)では以下の様な結果でした
車内最高温度 | 車内平均温度 | ダッシュボード最高温度 | |
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対策なし(黒) | 57℃ | 51℃ | 79℃ |
対策なし(白) | 52℃ | 47℃ | 74℃ |
サンシェード装着 | 50℃ | 45℃ | 52℃ |
窓開け(3cm) | 45℃ | 42℃ | 75℃ |
エアコン作動 | 27℃ | 26℃ | 61℃ |
本製品はリアコンソール内に設置するため、車内最高温度を一つの目安として60℃での試験と、ダッシュボードの最高温度を上回る80℃での試験を行いましたところ、以下の様な結果になりました。
60℃ 3時間テスト | 80℃ 3時間テスト | |
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塩ビ M4910 | 変化なし | わずかに変形 |
アクリル | 変化なし | わずかに変形 |
この試験結果を受けまして、当初予定していた素材でも使用上の問題は特段無いと判断し、当初の予定通りFM規格適合プレート塩ビ素材(M4910)で販売することとしました。
ただし実用に支障をきたす様な歪みが見られた場合はご連絡ください。購入後一年以内の場合は交換商品をお送りすることとしました。