NCメーター取り付けマニュアル

メーターご購入を検討される方は、マイナスポイントにも必ず目を通してください。

OPENCAFE GARAGE メーターの特徴とマイナスポイントを確認する

付属品の確認

付属品は以下となります。商品が到着しましたら中身を必ず確認してください。

  1. メーター板 1枚
  2. 手袋 1組

メーター本体の取り外し

メーターフードの取り外し

メーターフードは前側に指をかけて真上に引き上げて外してください。
ETCアンテアなどがフード内に固定してある場合があるので、ご注意ください。

アンダーパネルの取り外し

ステアリングコラムの下にあるアンダーパネルを上側に指を入れ取り外してください。

ステアリングコラムカバーの取り外し

コラムカバーは3つのネジで取り付けられています。 全てを取り外してください。(確か一つだけネジの形が違っていたと思いますので、場所を覚えておいてください)
コラムカバーは上下に分割になっており、爪で軽く引っかかっていたと思いますので、上下に分割して取り外します。

アドバンストキー装備車でスタートノブが邪魔になる場合は、スタートノブを取り外してください。

ステアリングコラムカバーは上部から取り外してください。上部カバーが外れると、下部のカバーも外れます。

ハンドルの角度調整用のレバーを下げて、ハンドル位置を下げてください。

メータを固定しているネジを外す

メーター本体は3本のネジ(下部2本・上部1本)で固定されています。

メータ裏のコネクタを取り外す

メーターを固定している3つのネジを外すとメーター本体がフリーになります。
メーター本体は上部のネジ部分を中心に1/4回転して車体から取り外します。

メーター本体は2つのコネクタがつながっています。また、中央部分にケーブルを固定するためのクリップがありますので、全てを取り外します。

コネクターは内側に小さなフックがありますので、フックを押しながら取り外してください。

中央部分はクリップで固定されていますので、取り外します。(回転させながら引き抜くと取り外しやすくなると思います。)

メーターカバー取り外し

カバー固定ネジの取り外し

これより室内での作業になります。
メーターカバーは4つのネジで固定されていますので、ネジを全て取り外します。

裏面のカバーを取り外すと、メーターの基盤部分が見えます。上部2箇所と左右各1っ箇所の爪を外します。

下部の爪は外さなくても大丈夫です。

下部の爪を軸にして上部を開きます。
メーターパネルの前面カバーが外れ、メーター盤の交換準備ができました。

これより先はメータ盤への指紋等の汚れの付着を防ぐために、付属の手袋をはめて作業することをお勧めします。
 

メーター盤の交換

針の挙動の確認

NCのメーターはステッピングモーターが使用されています。
以下の動画を確認し、ステッピングモーターの挙動を確認してください。
約30度毎に針が止まる位置がありますので、動画で確認してください。

針とメーター盤の取り外し

針の取り外しは細心の注意が必要です。
急いで針を抜こうとすると芯が抜ける場合がありますので、以下の注意事項を確認し十分注意して針を抜いてください。

針を無理に上に引き抜こうとすると芯ごと抜ける場合がありますので注意してください
針が抜けるまで回転させることを心がけてください。
そうすることで芯抜けのリスクを最大限回避できます。(50
回転以上回す必要があると思います)
針を抜くときに少しでも抵抗がある場合は回転が足りません。自然に針が抜けるか抵抗なく針が抜けるようになるまで必ず回転させてください。
芯抜けの修復は同じ作業を根気よく何度も繰り返し行わなければならなくなる可能性もありますので、芯抜けさせないことを最優先に作業を進めてください。
 

  1. 最初は針が回転しにくい場合があります。その際は針の中心を持って優しく回した後で指で回転させてください。
  2. 針を指で回転(水温計以外は反時計回り)させていくと少しづつ緩くなっていきます。
    針が抜けるまで回転させると、芯抜けのリスクを最大限回避できます。(50
    回転以上回さないと外れない場合もあります)
  3. メータ盤は針穴部分のツメで固定されていますので、優しく取り外してください。

 

芯が抜けた場合は慌てずに以下の手順で修復してください。

ステッピングモーターの構造
メーター基板から外したステッピングモーター
ステッピングモーターのカバーを外した状態
軸にある大きな歯車と、モーター部分の小さな歯車が噛み合って動きます。
修復の手順

上記のステッピングモーターの構造を理解すると修復のイメージがしやすくなると思います。
軸が抜けた = メーターが故障 ではありませんので落ち着いてください。
二つの歯車を再び噛み合わせることにより正常に動作するようになりますが、調整には手間がかかる場合があります。(何度も同じ作業を繰り返さないといけない場合があります)

まず針と芯をプライヤーなどで分離します。
針に芯がついたままメーターに差し込まないでください。

ラジオペンチなどを使い軸を押し込みながら時計回りに半回転ほど回します。
これにより2つの歯車が正しく噛み合うようになります。(ギアが噛み合った感覚を感じることができるかもしれません)
また押し込んだ軸の差し込み具合が、正常な軸と同じ深さまで刺さっているか確認することも重要です。
軸を差し込んだら針を仮止めしステッピングモーターの特有の挙動をするか確認します。

修復がうまくいっている状態
他のメーターと同じように抵抗がなく軽く回る
芯をペンチで上下させると、わずかに動きます。

修復がうまくいっていない状態
針を回すとザラザラとした抵抗を感じた場合は、ギアが正しく噛み合っていませんので芯を抜き再び調整し直してください。
芯をペンチなどでつまんで上下させると、1mmほど動きます。(芯抜けしなかったメーターで

この修復法は、今は亡きAWDの出羽様が確立された「AWD式:修復の方法」を参考にしています。
出羽様感謝いたします。


修復が終了したら車体にメーターをつけて動作確認をします。
メーターのケースを付けずに、タコメーター側のコネクタ(地位司法のコネクタ)を接続しキーを回して通電させてください。(エンジンをかける必要はありません)
電源が入ると針のキャリブレーションが行われます。
その際に針がピクピクっと動く場合は、歯車がうまく噛み合っていませんので、芯を抜き再度作業をやり直してください。

メーター盤の交換

OPENCAFE GARAGEメーターの取り付け

OPENCAFE GARAGEメーター盤は純正メーターと同様に、メーター穴のツメで固定されます。
ツメに合わせてメーター盤を取り付けてください。

針の取り付けと調整

針は初期値よりプラス側に差し込みます。
針を差し込んだら針を回転させながら初期値の位置に合わせます。
各メーターの初期位置は以下を参考にしてください。

水温計のみ時計回りでの調整です。ご注意ください。
 
針の調整は以上で終了です。針が写真の位置を指していることをご確認ください。
 
小メーターの針の差し込みが十分な場合は以下の写真の位置で針が止まります。
以下の画像以上に針が回る場合は、少し針を押し込んでください。
タコメーターとスピードメーターは、差し込みが浅くても画像の位置で止まります。
 
まれに初期位置に針を刺したつもりでも、電源を入れると大きく針位置がずれることがあります。フロント側のメーターカバーのみを取り付けた状態で車両のコネクターに接続して動作確認をすることで、ずれ等がないか確認できます。
もし針位置がずれている場合は、針を初期位置になるように調整してください。
 
針の取り付けと調整が終了しましたら、分解と逆の手順でメーターを組み付けてください。

完成!

みなさんが笑顔になっていただければ嬉しいです!!